交通事故によるむちうちは後遺症と認められる?

 交通事故で後ろから追突された場合等は、首に大きな衝撃が加わってしまう可能性があります。その場合、人によってはむちうちの症状を感じる事も有ります。首が痛い、回らないというのが主な症状になっており、交通事故後すぐに症状が出てくる場合も有りますが、少し時間が経過してから徐々に痛みを感じ始める場合も有ります。

 交通事故の場合、体に何らかの症状が出た場合、不具合が出た場合は後遺症として認められる事も有ります。ただ後遺症と認められるのは全ての症状と言う訳ではありません。中には本人には大きな違和感を感じているにも関わらず、認められない場合も有ります。その症状の一つがむちうちです。絶対に認められないとは限りませんが、実はむちうち自体は後遺症としては認められにくい症状の一つとなっています。

 ただこの場合も、こうした交通事故によるむちうち症の扱いに慣れている弁護士に相談する事によって、後遺症と認められる可能性はぐっと高くなります。従って、絶対に認められない、諦めるしかないという訳ではなく、まずはそういった案件に慣れている弁護士に相談して、出来るだけ正しい保証を受けられるように自分から行動を起こす事が、交通事故後のむちうちが後遺症と認められるかどうかの結果を左右します。

交通事故にあったらすべきこと

 交通事故にあったらやることのひとつに、弁護士への相談があります。相手が完全に悪い状態であれば、しっかりとした慰謝料や示談金が提示されると考える人は少なくありませんが、事故の後の慰謝料や示談金についての話し合いは、事故を起こした本人とではなく、事故を起こした人が入っている保険会社のスタッフと行うことが殆どです。

 保険会社は事故を起こした人に代わって慰謝料や示談金を支払うことになるのですが、この時、支払う金額が多くなれば保険会社が損をしてしまうことになります。ですから、保険会社のスタッフは少しでも少ない金額で済むように、加害者側の味方となって話を進めていきます。すると被害者側に過失が全くなかった状態であっても、示談金が支払われない、支払われてもほんの僅かという状態になってしまう可能性があります。

 保険会社のスタッフは交渉のプロですから、交通事故に関する知識がない素人では太刀打ちできず、言われるままの条件を飲むしかない状態になる可能性が高くなります。それに対して、弁護士というのは交通事故に関する知識がしっかりとあるだけでなく、弁護士もまた交渉のプロです。ですから、保険会社のスタッフともしっかりと話をすることが可能になり、それにより最初に提示された示談金よりもはるかに高額な示談金を手にすることが出来る可能性が高くなります。示談金を受け取れば、その後、後遺症等が出ても新たに治療費等を請求することが出来ません。

 ですから、事故にあったら、最初の示談金に関する話し合いで、納得できる金額を受け取っておくことが重要になります。その為には、事故にあったらまず交通事故に関して専門的な知識を持つ弁護士に相談をしておくことがおすすめです。名古屋の場合は交通事故弁護士名古屋が良いです。

自動車保険の対人賠償保険について

 自動車保険の対人賠償保険は、他人に対して自動車で損害を与えた場合、その分の賠償金に保険が適用されるというものです。ただし、状況によっては、保険金が払われないこともあるため、その特徴を良く把握しておく必要があります。まず、保険金が払われないケースとしては、「対人賠償保険の被保険者」に損害を与えた場合が挙げられます。これは、被保険者本人と、その家族が基本となりますが、場合によっては、雇い主や自動車を貸し出した相手などにも適用されます。

保険金が支払われるケースについて

逆に言えば、保険金が払われるケースとは、「対人賠償保険の被保険者」以外の他人に自動車で損害を負わせた場合ということになります。これに関しては、基本的に損害を追わせた理由自体は問題とならず、飲酒運転であっても、明らかに相手の不注意であっても、「他人」に自動車で損害を与えた場合であれば、保険金は下りることになります。そのため、自動車保険の対人賠償保険が下りるかどうかについては、原則的に「身内か他人か」で判別することができるといって良いでしょう。面倒な書類集めといえば、保険会社に出す書類があります。書類集めも示談交渉も全て弁護士にお任せすることもできます。